夢、と、感（怖がりさん、注意）

例えばこんな事があった。

ある年の春分の日。
母が、多磨墓地に墓参りに行くと言う。
墓参りには、いつも私が車に乗せて行っていて、滅多に電車で行った事など無いくせに、今回は早朝の電車に乗り、東武線から日比谷線経由でひとりで出掛けるそうだ。途中、築地市場にも寄りたかったらしい。私も母も家族も、そのつもりでいた。私はゆっくり寝ているつもりだった。
が、朝、誰かに起こされた。起こされて、今まさに出掛けるばかりの、靴を履く母に、「車で多磨墓地まで乗せていくよ」と言ってしまった。車で出発して一時間、東北自動車道から首都高に入るあたりで、ラジオのニュースが速報を流した。その日一日、そのニュースしか流れなかった。
あの時間、日比谷線で築地に向かおうと思ったら間違いなく巻き込まれていたであろう、地下鉄サリン事件の日の話。

母方の祖父が亡くなって50年程が経つ。ある日家族で、「五十回忌をやろう」という話が決まった晩、夢に、戦前に母が住んでいた生家が出てきた。喪服を着た法事帰りの数名が、脇の路地を談笑しながら歩いて来て、ちょうどその家に帰ってきたところ。その家がどんな間取りをしていたか、家の周りはどんな風景か、帰ってきた人達はどんな感じの人か、母に描いて説明したら、間取りは空襲で燃えた生家そのまま。喪服を着てた人達は、多磨墓地に入ってる人達全員。

ついニ週間前、今度は自分が仏壇に入る夢を見た。扉を開けて中に入るが、灯りがほの暗く、暗いよ淋しいよ、と悲しくなった。起きて、気になって仏壇を開けたら、いつもふたつ灯ってる灯りが、ひとつ消えてた。

夢はよく見る。ワタルくんの夢も、三日と置かずによく見る。ワタルくんに一目惚れをした晩に、旧栃木駅の両毛線小山行き一番線ホームで、たばこを吸っているワタルくんの夢を見た。たばこは、男らしさの象徴だそうで、私の深層心理では『男子認定』だったらしい。

前置きはこの辺で。

和央さんが退団発表してまもなく、組替えの夢を見た。
貴城さんが次期という発表を聞いた時、なるほどと確信した。

どんな夢か知りたい？
でも言わない（笑）

結論：なら、長文書くなって。